人生相談は古典コンテンツになった

勝手な思い込みかもしれませんが、日本の人生相談コンテンツを終わらせたのは、発言小町だと思っています。

 

発言小町の中で最も人気がでる相談というのは「相談者を叩ける」相談なんですよね。

相手の秘密の話を聞く楽しみに、相手をぶっ叩ける爽快感、これに夢中になる人が多いんです。

相談者が反論してくれれば、もう一回遊べるドン状態。太鼓乱舞で祭りだ祭りだー!ってなもんです。

最近流行っている相談の回答者(と掲載元)への批判についても、この流れだと思ってます。

相談者と回答者に加えて、自分をその中にねじ込んでいくことに違和感がない人たちの誕生です。

1999年の開設から膨らんだこのサイトの呪いが人生相談というコンテンツ自体に侵食した結果、

今の「野次馬の不満解消コンテンツ」と化した人生相談ばかりの状況に至ったんではないかと。

 

ということで、しばらく碌な人生相談はコンテンツとして生まれないと思いますが、

それを憂う必要はあまりないと思うんですよね。

なぜかというと、人間の悩みには大体のパターンがあって、最新の人生相談である必要がないからです。

大きな本屋にでも行って、パラパラめくって納得感のある人のものを2人分ぐらい買えば、それで足りるんだろうと思います。

野次馬を意識した回答のものを避けることと、

上記の状況もあるので、そのうち1冊は2000年代より前のものが良いと思います。